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『キングスマン』『心が叫びたがってるんだ』感想2015-10-17(Sat)

 今さらですが感想。まだ公開中のところもあるみたいなので、これから見るつもりという方はご注意を。








『キングスマン』

 評判が非常によかったので期待して見に行ったんですが、面白くありませんでした。100点満点で言うと55点くらい?

 PVの時点でケレン味たっぷりなスパイアクション映画だろうとは思っていて、実際はそこはその通りだったんですが、数多くの粗が目について盛り上がるはずのシーンもイマイチ楽しめなかった。
 一番がっかりしたのはキングスマン達の杜撰さ。漫画なんかでプロ集団が全然プロっぽく見えないってことありますけど、この映画もその典型なんだよなあ。設定では超エリート、プロフェッショナルの中のプロフェッショナルのはずですからなおさら。
 まず、スパイのくせして情報面でガバガバ過ぎです。これは敵の組織についても言えるんですが、お互い盗聴・盗撮に対してあまりに無防備。劇中には荒唐無稽なスパイガジェットがたくさん出てきますが、なのに「服に仕込んだ超小型カメラで撮影」みたいな古典的過ぎる手が普通に通じてしまう。
 主人公エグジーの心の師みたいな立ち位置である、コリン・ファース演じるキングスマンのガラハッド=ハリー・ハートは前半で敵の罠に引っかかって死にかけ、最期は自ら死地に飛び込んで敵に殺されます。主人公を庇ってとかいうんじゃなく、死ぬべくして死んだとしか思えなくて、悲壮感や喪失感というものは皆無。
 キングスマンも敵の組織も、都合よく醜態を晒すし都合よく無双するんですよね。冒頭、ハリーと同格であろう現役のキングスマン・ランスロットを背後からとはいえ真っ二つにして瞬殺した女戦士・ガゼルはラストで未熟なエグジーに一対一で負けますし(エグジーに特別有利な条件が働いたとか、圧倒されていたが咄嗟の機転で勝利とかではない)。
 そもそも、この映画、キングスマンは円卓の騎士になぞらえてるので十二人いるはずですが、劇中に出てきたのはリーダーのアーサー、ランスロット、ガウェイン、ガラハッド(そして候補生のロキシーとエグジー)……他には!? 
 いや、ランスロットの殉職を伝える場には恐らく遠隔地にいるのであろう他のキングスマンたちが立体映像で参加してたんですが、それっきり。
 お前らは世界の危機に何をやっていたのか。動けないなら動けないで、そのことについて言及もされないって何なんですかね。

 サミュエル・ジャクソン演じる敵のボスも何がしたいんだかよくわかりませんでした。人口を減らすって言うけど、その手段はスマホのSIMカードから発する電波かなにかで人間の闘争心を煽り、殺し合わせるというもの(ジョジョ6部のスタンド・サヴァイヴァーを強力にした感じ)。なにそれしょぼくない? そんな荒唐無稽なテクノロジーでそんなショボいことするくらいなら核ミサイルを世界中の都市に発射とか殺人ウイルスを世界各地にばら撒くとかしてもいいんじゃないですかね。この映画くらいのリアリティレベルなら。
 この人は地球環境のために人間を減らすみたいなことを唱えてるんですが、劇中の様子だとそれが本気とはどうも思えませんでした。かといって、なら大義名分のもとに楽しみたいだけなのかと言うと……よくわからない。
 本人が黒人だったり、劇中で実験対象にしたのが差別主義者の集会だったり、「同胞を殺した奴らを殺してしまえ」みたいなことを言ってたり差別された経験からの恨みかも知れませんが、もちろん彼の計画では黒人も白人と等しく死にます。彼のアジトには新しい世界で生き残る人々も集まっていたのですが、だいたい白人だったと思います。

 花火のくだりとか笑えるシーンもあるし、アクションはかっこいいです。でもやっぱり素直に楽しめる作品じゃないんだよなあ。
 あと、これは原作コミックを読めば説明されてるのかも知れませんが、キングスマンって超国家機関じゃないよね絶対。何だよ「キングスマン」でアーサー王で本拠地がロンドンで貴族主義って。真っ黒じゃねえの。


・・・


『心が叫びたがってるんだ』

 あざとすぎるタイトルとか、制作側の『あの花』スタッフ推しとかで見る前の好感度はそう高くなかったんですが、実際見てみたら面白かったです。
 映画なので作画や音楽が素晴らしかったのと、ヒロインの成瀬さんが救われるストーリーが純粋に好感度高くて。主人公も、野球部の田崎くんやチア部の女子、その他クラスの連中との関係もしっかり描かれていましたし。主人公とヒロインの恋愛という王道パターンをあえて外してきたのも面白い。

 まあ粗もいくつかあって、最後の成瀬さんを迎えに行くところは距離的に絶対間に合わないだろとか、クラスみんなが頑張ってきたミュージカルが中心メンバーの痴情のもつれであわやぶち壊しって、成瀬さんが戻ってきても絶対綺麗には収まらないよね白けた目で見てる奴いるんじゃねーのとか、二人の少女を並び立たせて歌わせる演出は演じる当人たちの外見が全然違うんだから観客に意図は伝わらないでしょとか、そういうのあるんですけど、でも全体的にはちゃんと盛り上がっていい作品だったと思います。

 一番好きなキャラクターは野球部の田崎くんでしょうか。前半の軽くDQNノリ入ってる「野球部感」がスゲーリアルで嫌だったんですが、ああいうキャラが反省し、一転して協力的になる流れはやはりグッと来るものがありました。成瀬さんへの告白は成就するのだろうか。

 「あの花スタッフ推しウザい」って言いましたけど、エンドロールのクレジットに「原作:超平和バスターズ」とあったのはドン引きしました。いやいやいやいや。
 ジブリの『猫の恩返し』は『耳を澄ませば』の月島雫が原作って設定あるけど、雫は劇中で作家を目指しているし、猫のバロンっていう共通モチーフが登場するじゃない。超平和バスターズはなに? 実は後にCLAMPみたいな漫画家にでもなるの?

 あと、来場者特典がキャスト全員のサイン入り色紙&劇中劇のパンフレットとびっくりするほど豪華だったんですが、劇中劇のタイトルが「青春の向こう脛」だったり何人かのキャストが「素晴らしき青春」「これぞ青春」などと書いてたりしてその「青春」推しの鬱陶しさにまた萎えてしまいました。
 本編の内容はいいのに、制作側のノリのせいで個人的には心象15%くらい悪くなってるなあ。
 こう書くと愚痴ばっか垂れてるみたいですが、本編はちゃんと面白かったんですよ。


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